日本ディープラーニング協会は、4月24日、「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2019」(以下DCON(ディーコン))の本選(最終審査)を、日本最大級のグローバルAIカンファレンスAI/SUMの会場内で開催する。
関連記事:【経産省×日経新聞】日本AI戦略最前線 ── 足りないのは“教育”と“投資”
DCONとは?
ディープラーニングの技術を習得、活用する場合、
- カメラ
- 通信
- 電源
- チップ
- アクチュエータ
- さまざまな制御機械
などの、ハードウェアの知識が必要になってくる。
しかし、ディープラーニングを学んだ人がハードウェアを学ぶのには時間がかかる。一方で、ハードウェアを学んだ人がディープラーニングを学ぶのは早く、半年から1年で習得可能だという。
高専生は、電気・機械の技術を実践的に身につけており、ディープラーニングの吸収も早いと考えられる。高専生がディープラーニングを身につければ、機械・電気・ディープラーニングという三種の神器が揃った20代の人材が日本に誕生し、世界的に見ても非常に貴重な人材となりえる。
全国各地にある高専発のベンチャーが地元で誕生することで、地方経済にも大きな刺激になる。地方にある優良なものづくり企業と連携することで、地元企業の底上げにもつながる。
4月24日の本選では、全国の高専の学生チーム8組が、
- ものづくりの技術
- ディープラーニング
の2つを活用した作品によって生み出される「事業性」を競う。出場チームは、ハードウェアとディープラーニングを組み合わせ、かつどのようにマネタイズするのかのアイディアが試される。出場チームは以下の通り。